
指磨きで消える小キズは案外多い
前回の動画と記事が大好評だったので、今回も「指磨き」です。
動画を見ていない人はこちらから↓
前回の記事はこちら↓
指磨きの注意点も書いてありますので、まだ読んでない方は目を通しておいてください。
今回はこすりキズを指磨きで消していきます。
よく見るのが、すれ違いざまでガードレールにこすってしまったんだろうなぁと思うこのような小キズ。↓

以前も記事で解説しましたが、これはこすった対象物の色が摩擦や熱でくっついた「付着色」です。
なので擦りキズを磨きながら、同時に付着色も落としていきます!
ではさっそく
用意するものはタオル×3(2)とコンパウンドだけ!
前回と同じく用意するものはタオルと
コンパウンドだけです。

タオル3枚の理由は
● 指磨き用
● 固絞り拭き用
● 仕上げ拭き用
で使いわけるからです。
指磨き用と仕上げ拭き用の2枚でも可能ですが、夏はすぐにコンパウンドが固まって取りにくくなるので固絞りで拭き取ります。
そうすると拭き上げがかなり楽になるのでオススメです。
指磨きは優しく!!

適量のコンパウンドをタオルにつけます。

と、その前にキズと付着色の位置と深さを確認します。

まずは磨きたい場所にコンパウンドを塗り広げてから

やさしく磨いていきます。

力を抜いて優しく優しく

表面を滑らせるように根気よく磨いていきます。

ある程度磨いて

コンパウンドの色が薄くなってきたら

固絞り(濡れ)タオルで拭き上げて確認します。

キズも汚れも消えてそうなら乾いた仕上げ拭きタオルで拭き上げます。

完成です。
この時、まだキズや汚れが残っていたらタオルにコンパウンドをつけてまた磨き直します。
付着色とは?
今回の記事でも消した付着色は、じつはカンタンに消えるものがほとんです。
でも、キズが深く付着色を消したあとに下から深くエグれて塗装の地金が見つかることもよくあります。
そんな時はタッチペンで補修するか板金屋さんに持って行って、すぐ修復するようにしてください。
塗装とボディの間に水とゴミが入ってしまい、ボディをサビ(酸化)させて修復できないようになってしまいます。
ボディの酸化のメカニズムはこちらの記事に詳しく書いてあります↓
そして他の付着色の傷消し動画&記事はこちら↓
まとめ
今回もPallittoが販売しているタオルとコンパウンドを使っていますが、他の市販品の物でも商品によっては十分キレイになります。
ですが、プロが使っている製品を一度試すと、もう市販品には戻れなくなります。
本当に性能が違うので。
みなさんにはプロが現場で使っている製品を、ぜひ一度使って欲しいです。
きっと、今までの製品はなんだったのか!?と思ってもらえると思います。
それでは今日も、愛車をパリッとさせていきましょう!!