
雨とか水のシミってほっといたらダメなの?
ウォータースポット・雨染み・デポジット・水アカって何?
これらは呼び方は違っても基本的にはこいつ↓のことです。

厳密にいうと呼び方の違いは、こいつができる原因によって変わります。
例えば、雨が降って拭きとらずに放置してできたならば「雨シミ」。
「デポジット」とは厳密に言うと「イオンデポジット」と呼びます。
これは、雨や水道水や、空気中のミネラル(イオン)や空気中の不純物の残りカスです。
水だけが蒸発し、ミネラルや不純物だけが残った状態のことを指します。
水アカも基本は同じです。
(残っっている成分や汚れ方によって呼び方が変わります)
なので、基本的にはそれらを総称して「ウォータースポット」(水によってできた跡)と呼びます。
図解!ウォータースポットの恐怖!!

不純物の入った雨や水道水がボディに付着します。

その水がボディにたまって水たまりができます。

雨などが止んでそのまま放置すると、水が蒸発していきます。

不純物(イオン)だけがボディに残ります。これがウォータースポットです。
この状態で放置してこびりつくと、普通の洗剤での洗車や水洗いではなかなか除去しきれません。
専用の洗剤を使うか、しっかりポリッシャーで磨いてあげることで除去できます。
そして
そしてそのままウォータースポットを放置すると…

クリアコート層を腐食させて侵食していきます。
そしてこのデポジットによってできた凹みをクレーターと呼びます。
クレーターができてしまうと、ポリッシャーで削ってクリアコートの再塗装をしなければ凹みは修復できません。
写真でもうつりにくく目に止まりにくいですが、なぜかいつもウォータースポットができてしまう所はクレーターになっている可能性があります。
(もちろん、プロが見れば一目でわかります。)
そしてクレーターにさらに水がたまりやすくなり、よち多くの不純物がたまりやすくなります。

さらにクレーターを放置すると

デポジットによる腐食が塗装面まで侵食し、やがて塗装のしたからボディ全体にサビが広がっていきます。
こうなるともう再塗装だけでは治りません。板金です。
手遅れになる前にするべきことはこれだ!
ウォータースポットができないように、車が汚れたら水洗い洗車でもいいのでケアしてあげて、水滴が残らないようにしっかり拭き上げることが大切です。
理想を言えば、コーティングをしっかり施工し、ウォータスポットができてもクリアコートを保護してくれるようにガラス膜をつくることです。
ウォータースポットができてもコーティングメンテナンスだけでボディの凹みを失くす、もしくは浅くしてくれます。

不純物を含んだ雨や水がかかって

ウォータースポットができてしまっても

洗車の後のコーティングメンテナンスでカバーできる!
だから、次から同じ所にウォータースポットができにくくなります。
こんな意味でも、車のキレイを保つコーティングって本当に大切なんです。
ただし、コーティング膜もウォータースポットを放置すれば、腐食がクリアコートや塗装面にまで侵食するので、それを防ぐために月1回〜2ヶ月に1回のコーティングメンテナンスが大切です。
なので、私たちはガラス系コーティング剤「CP」やガラス系コーティングシャンプー「TP」を買っていただいたお客様にはメンテナンスの大切さを説明させていただいています。


まとめ
● ウォータースポット・雨染み・デポジット・水アカは呼び方が違っても基本的には同じ
● これらを見つけたら早めに除去してしっかり拭き取ることが重要
● 手遅れになると、再塗装や板金をしないと修復できない。
● コーティングをしているとクリアコートをウォータースポットから守れるようになる
● コーティング膜もメンテナンスが大切
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回はウォータースポットの基礎知識と放置することによる本当の怖さを解説しました。
雨シミや水シミは、実はボディをえぐる力をもっているので、気付いたら早めに水洗いや洗車で除去してあげてください!
それでは今日も、愛車をパリッとさせていきましょう!