
もっと愛車をピカピカのツヤツヤにしたい!
Pallittoの読者のみなさんなら、そう思っている方も多いと思います。
今日は読者の方から質問をいただいたので、さっそく記事にさせてもらいました。
「コーティング剤って、決められた量より多く塗ったら、もっとキレイになる気がするのですが、どうなんですか?」
今回はその質問へのPallittoなりの回答をします!
(多分どの磨き屋さんでもメーカーさんでも同じ意見だと思います。)
ではさっそく
目次
コーティング剤って決められた量よりたくさん塗るともっとキレイになる!?
先に結論からいいます。
なりません。
というか、水弾きが悪くなります。
その理由を説明していきます。
と、その前にボディの水弾きとツヤ・輝きの関係の記事も読んでみてくださいね。
以前の記事でも紹介したように、水弾き=ツヤ・輝きではありません。
詳しくはこちらをご覧ください。
なぜコーティング剤を多く塗ると逆にハジキが悪くなるのか?!
それは、流れてくる水を余分に塗ったコーティング剤が邪魔してしまうため水弾きが悪くなるからです。
カンタンに言うとダムです。

上がキレイなコーティング面です。

これが塗りムラによりダムができているコーティング面です。
そしてその”ダム”ができてしまうことが、コーティングの施工の失敗で一番多いの「コーティング剤の施工ムラ」です。
よく言う塗りムラってやつです。
しかも塗りムラがあると水弾きが悪くなるだけでなく、そこに水がたまりやすくなることでウォータースポットができやすくなります。

ウォータースポットの詳しい記事はこちら
塗りムラって具体的には何?
DIYコーティングでもっとも多い失敗の一つに、撥水コーティングシャンプーを使ったコーティングが挙げられます。
それは強い撥水シャンプーの原液を薄める時に、規定量を測らずに、目安で使用してしまうことで、メーカーが指定している希釈量(どこまで薄めるのか)を下回ってしまうことでよく起きます。
ざっくり言うと、濃すぎるシャンプーで洗車するからボディを洗ったときに洗剤の濃い・薄い部分ができてしまい、その部分が整えられずにいることで塗りムラ(施工ムラ)ができてしまいます。
だからコーティング剤も多く塗れば塗るほど、水弾きがよくなるってわけではないんです。
撥水シャンプー以外の直接塗るタイプのコーティング剤でも同じです。
もっとキレイにしたいもっと弾かせたいその気持ちは十分わかりますが、必ず規定量と使用方法を守って施工するようにしてください。
コーティング施工を失敗してしまうと、ポリッシャーで磨いてコーティングを剥がして再コーティングするしかありません。(もしくはコーティングが完全に剥がれるまで待つか)
ではどうすれば塗りムラができなくなるのかを解説していきます。
実際塗りムラを防ぐにはどうしたらいいの?
磨くのか磨かないのか、コーティングの下準備をどこまでするのかにもよりますが、各メーカーが出している説明書で書かれている使い方を、きっちり守りながら施工すれば、塗りムラはほとんどなくなります。
丁寧に施工するということです。
逆に、コーティング業者など慣れた人以外が、希釈を目分量でやってしまうと失敗する確率がグンとあがります。
それでも性能が高いがゆえに、施工方法が思った以上に繊細で塗りムラができやすい製品はたしかにあります。
そんな時はPallittoのコーティング剤と撥水シャンプーを試してみてください。
Pallittoで販売しているコーティング剤、撥水コーティングシャンプーは塗りムラができないようにスプレータイプにしています。


興味がある方は各詳細ページをご覧ください。
撥水シャンプーのTPはコーティング車のメンテナンス以外にも使えます。
塗りムラを失くす具体的な3つの対処法
1, できる限りの下処理をする
ポリッシャーで磨くことができなくても、洗車や鉄粉落としなどの下処理をできるだけ丁寧に行う。
2, 目分量で希釈しない。
しっかりとメーカーの説明書通りに測り、きっちり希釈する。
3, 自分の施工レベルに合わせた使いやすいコーティング剤を使う。
使いやすい、失敗しにくいコーティング剤を使うのがDIYコーティング施工の成功への近道です。
この3つを守れば、失敗の確率はめちゃめちゃ低くなります。
まとめ
● コーティング剤は決められた以上に塗っても水弾きがよくならない
● 余分なコーティング剤がダムになって水弾きが悪くなるだけ
●コーティング剤は決められた使用方法で丁寧に施工することが重要
さいごに
こうやって読者のみなさんからの質問や疑問にどんどん記事で答えていきたいと思っています。
記事したのコメント欄、もしくはメールからの問い合わせでお待ちしています。
それでは今日も、愛車をパリッとさせていきましょう!