DIYで車のコーティング剤は高いのが最強?安いのはダメ?おすすめは?1

この記事でわかること

● 高いコーティング剤と安いコーティング剤の違いがわかる
● コーティング剤それぞれの特徴、メリット・デメリットがわかる
● 自分にぴったりのコーティング剤の選び方がわかる

自分で車にDIYコーティングしようと思ってるけど

 

とりあえず高いのを選んだら間違いないの?安いコーティング剤はあんまりよくないの?

 

Pallitto
その疑問、おまかせください!
今回は、安いコーティング剤と高いコーティング剤の特徴とその違い、結局どっちがおすすめなのかを解説します!

 

この記事の信憑性
当サイト、Pallittoの運営会社「DMB」は、年間約1,000台の車をボディガラスコーティングしています。
現場で培ったカーケアのプロのスキルと知識をもとに、みなさまのお悩みや疑問、質問にお答えします。

 

まず、結論から

私は

安いコーティング剤が最強

だと思います。

ですが、


週に1回から最低2週に1回くらいくらいまめに洗車をする人で、DIYでのカーコーティングの施工経験が豊富な人なら「高いコーティング剤が最強」です。

その理由をこれから解説していきます。

と、その前に
僕たちが考える「高いコーティング剤」と「安いコーティング剤」の条件やその違い、メリット・デメリットについて順を追ってお話させてください。

 

高いコーティング剤と安いコーティング剤って何?

コーティング剤の”高い” ”安い”とは?

価格が高い、安いの価値観はみなさんそれぞれ違うと思いますので、ここでは解説しやすいように以下の条件で「高い」と「安い」をルール付けして解説します。

 

 

高いコーティング剤の3つの条件

一般的にいう「ガラスコーティング剤」を高いコーティング剤としてルールづけします。
※写真はイメージです。

ガラスコーティング剤

● 価格が5,000円(税抜き)以上

● ガラス系ではなく、ガラスコーティング剤
→ 本物のガラス繊維を配合したコーティング剤
※ ガラス系コーティング剤とガラスコーティング剤の違いについては、別記事で詳しく解説します。

● 施工方法がドライ施工
→ ガラスコーティング剤の施工は、ほぼ全てがドライ施工といっても過言ではありません。

 

 

安いコーティング剤の3つの条件

一般的にいう「簡易コーティング剤」「ガラス系コーティング剤」を安いコーティング剤としてルールづけします。

ガラス系コーティング剤CP

● 価格が5,000円(税抜き)以下

● ガラスではなく、ガラス系コーティング剤
→ 本物のガラス繊維を配合したコーティング剤
※ ガラス系コーティング剤とガラスコーティング剤の違いについては、別記事で詳しく解説します。

● 施工方法がウェットもしくはセミウェット施工
→ 中にはドライ施工のものもありますが、基本的にはウェットもしくはセミウェット施工です。

3つずつ条件を出しましたが、基本的には5,000円より高いか安いかで判断してもらって大丈夫です。
値段で判断がつかない場合は、”ガラス”コーティング剤か”ガラス系”コーティング剤かで判断してください。

しかし、本当はガラス系コーティング剤なのに宣伝や説明の表現をあやふやにごまかして、ガラスコーティング剤と思わせる製品もあるのでご注意ください。

少しでも怪しいな?と思ったらネットで検索してみてください。
案外すぐに正体が判明します。


では次からは、高いコーティング剤と安いコーティング剤それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。

 

高い・安いコーティング剤のメリット・デメリット

高いコーティング剤のメリット

● ツヤ・輝きが強い
安いコーティング剤と比べた場合。
本物のガラス繊維をボディに付着させることで、より高密度で強いコーティング膜ができます。
結果、ツヤの深さ・輝き方が簡易コーティング剤より強くなります。

● コーティング膜の耐久性が高い
安いコーティング剤と比べた場合です。
2〜3万円といったより高額な製品によっては持続期間の保証があるものもあります。

● 水弾きのタイプを選べる
製品によって撥水・滑水・親水といった水弾きのジャンルからタイプを選べます。

水弾きのジャンルの違いは↓の記事に詳しく解説しています。

【撥水・親水・滑水】「ガラスコーティング剤の水弾き」と「施工方法」と「メリット・デメリット」を徹底比較【知りたいことが全部わかる】

 

 

高いコーティング剤のデメリット

● 丁寧でこまめなメンテナンスが必要
最低でも2週間に1回の洗車と製品説明書にある正しい方法によるメンテナンスが必要です。
はっきり言って
メンテナンスをしなければ、高いコーティング剤を使っても効果は安いコーティング剤とほとんど変わりません。

● 施工がかなり難しく、失敗しやすい
条件にもあったように、施工方法は基本的にドライ施工です。
ドライ施工はかなりの施工技術と知識、経験が必要な上に失敗する確率も跳ね上がるので、DIYコーティングの初心者にはおすすめできません。

● シンプルに高い、製品が高額
わかりやすくするために5,000円以上が高いコーティング剤と条件づけましたが、しっかりとしたガラスコーティング剤は基本的に1万円以上はします。
施工を失敗しない自信があるならおすすめしますが、そうでない方にはおすすめできません。

 

安いコーティング剤のメリット

● 値段が安い
なんと言っても気軽に買える価格が魅力ですよね。
効果はどうなんだろ?と思いながらDIYコーティングに慣れていない人は買うことがあるかもしれません。
製品が安いので、中には想像した通りの効果がでなかったりするかもしれませんが、中には価格以上の納得感、効果のある製品もあります。

● 施工がカンタン、失敗しにくい
安いコーティング剤は基本的にウェット施工かセミウェット施工なので、注意して説明書通りの工程で施工すればドライ施工に比べて失敗がほとんどありません。

なので、DIYコーティングが初めての人でも安心して施工することができます。

※ドライ、ウェットといった施工方法の違いについての解説記事は↓

【撥水・親水・滑水】「ガラスコーティング剤の水弾き」と「施工方法」と「メリット・デメリット」を徹底比較【知りたいことが全部わかる】

 

● 短時間で施工できる
私たちの体感だと、ドライ施工に比べて1割の時間で施工できます。
スプレーもしくはタオルやスポンジに染み込ませてサッと拭くだけのタイプが多いので、洗車の後に車を拭きあげると同時にサクッと施工できてしまいます。
また、撥水シャンプータイプのものでも、シャンプーの変わりに使って洗車するだけなので、かなり施工が楽です。

 

安いコーティング剤のデメリット

効果持続期間が短い
高いコーティング剤に比べて、基本的に安いコーティング剤(簡易コーティング剤、ガラス系コーティング剤)は長持ちしません。
持続期間は短いもので2週間、長いもので2ヶ月、平均で1ヶ月ほどです。
施工後に洗車しただけでコーティング膜が剥がれてしまうものがほとんどです。

● ツヤ・輝きが弱い
高いコーティング剤に比べるとはるかに弱いです。
本物のガラスではないため、コーティング剤の密度が薄く、膜が弱いためにツヤ・輝きが弱くなります。

● 2週間〜2ヶ月で再施工しないといけない
製品にもよりますが、耐久性が低いのでメンテナンスもしくは再施工は2週間、長くても2ヶ月に1回はしないといけません。
ですが、施工時間がかなり短く失敗も少ないので、洗車のついでにサクッとできてしまうのでそんなに苦にはならないと思います。

 

高いコーティング剤の輝きの方が、強く深い2つの理由

高いコーティング剤が強く、深く輝く2つの理由

ツヤと輝きの深さ、キレイさはもちろん高いコーティング剤の方が圧倒的に素晴らしいです。
それは、先ほども説明した通りの2つの理由によるものです。

1.本物のガラスの輝きだから
高いコーティング剤はガラス繊維を塗り込み、硬化させることでガラスそのものをボディに付着させます。
だからこそガラス特有のキラメキがボディに追加され、光を反射し、より強く輝きます。

安いコーティング剤はあくまで「ガラスの構造に似たモノ」をボディに付着させるので、ガラス特有のキラメキにはかないません。

 

2.コーティング膜が分厚いから
安いコーティング剤(ガラス系コーティング剤)に比べて高いコーティング剤(ガラスコーティング剤)は、ガラス皮膜なので圧倒的に分厚いです。
だからこそ、光をより大きく屈折させることで深みのある輝きを放ちます。

 

高いコーティング剤と安いコーティング剤の水弾きの強さは違う?

高いコーティング剤でも安いコーティング剤でも弾きは…

変わりません。
厳密に言うと、水弾きマックス状態のハイパフォーマンスでは同じです。

ですが明確に変わることが1つあります。
それは、
水弾きマックス状態の持続期間です。

安いコーティング剤はガラスではなく、あくまでガラスに似た構造のガラス系皮膜をボディに付着させるので、どうしても結合部分がもろく、ガラスに比べて構造が早く崩れてしまいます。

構造が壊れる=コーティング膜が剥がれるなので、水弾きマックス状態をキープできる期間がガラスコーティングに比べて短くなります。

だから、水弾きマックス時のパフォーマンスは変わらなくても、それを維持する期間で差が出てくるのです。

 

高いコーティング剤
安いコーティング剤の違いまとめ

高いコーティング剤と安いコーティング剤の違い

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

高いコーティング剤と安いコーティング剤のメリット・デメリットを比較すると、どっちにも得意なこと不得意なところがあり面白いですね!

次回も今回の続き

「【答えがわかる】車のコーティング剤は高いのが最強なの?安いのはダメ? その2【プロの解説】」をお送りします。

次の記事ではいよいよ、なぜ私たちPallittoは安いコーティング剤が最強でおすすめだと思っているのかをお送りします。

それでは今日も、愛車をパリッとキレイにさせていきましょう!

※追記 続きはこちらから↓

DIYで車のコーティング剤は高いのが最強?安いのはダメ?おすすめは?2

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