この記事でわかること
● DIYで安いコーティング剤がおすすめなのかの理由がわかる
● DIYで高いコーティング剤がおすすめでないのかの理由がわかる
前回の記事をまだ読んでいない人はまず下のリンクから読んでください。
今回の記事がもっとわかりやすく、読んでて楽しくなります。
この記事の信憑性
Pallittoの運営会社「DMB」は、年間約1,000台の車をボディガラスコーティングしています。
現場で培ったカーケアのプロのスキルと知識をもとに、みなさまのお悩みや疑問、質問にお答えします。
80%の人には安い(ガラス”系”)コーティング剤がおすすめな3つの理由
私たちコーティングのプロの経験から、DIYでコーティングする80%の人は高いコーティング剤(ガラスコーティング剤)ではなく、安いコーティング(ガラス系コーティング剤)がおすすめです。
もちろん、前回もお伝えした通り、高いコーティング剤の方が性能面ではダントツです。
ですが、それでも、
● 自分でするのが初めてな人
● DIYでコーティング施工したことがあるけどまだ自信がない人
● 洗車はよくて月1回ペースの人(洗車機での洗車も含む)
な人には安い(ガラス系)コーティング剤を強くおすすめします。
その3つの理由をこれから解説していきます。
その前に、今回の記事をよりスムーズに理解いただくために
安いコーティング剤の特徴とメリットデメリットをおさらいさせてください。
安いコーティング剤の特徴とメリット・デメリット(おさらい)
詳しい解説は前回の記事にありますので、まだの人はぜひ読んでください。
安いコーティング剤の3つの特徴
● 価格が5,000円以下
● ガラスコーティング剤ではなく、ガラス”系”コーティング剤
● 施工方法がウェットもしくはセミウェット施工
安いコーティング剤の3つのメリット
● 値段が安い
● 施工がカンタン、失敗しにくい
● 短時間で施工できる
安いコーティング剤の3つのデメリット
● 効果持続期間が短い
● ツヤ・輝きが弱い
● 2週間〜2ヶ月で再施工しないといけない
ではここから、安いコーティング剤が初心者のDIYコーティングにはダントツでおすすめなのかを解説していきます。
DIYで安いコーティング剤がおすすめな理由 1
ベストなツヤ・水弾きをカンタンに復活できる
前回の記事でも書いたとおり
安いコーティング剤(ガラス系コーティング剤)は持続期間が短いのがデメリットです。
コーティングしても長い製品で持って2ヶ月です。
ですが
だからこそ
その分も施工もカンタンで短時間で施工ができます。
わたしたちはその「施工のカンタンさ」「持続期間の短さ」こそが、これからDIYでコーティングする人におすすめする最大の理由と考えています。
というのも、
カンタンに短時間で施工できるからこそ、ツヤ・水弾きが弱くなってきたらすぐに再施工できる。
これが、月に1回〜洗車をするペースの人の愛車をずっとキレイにしつづける秘訣と考えています。
DIYで安いコーティング剤がおすすめな理由 2
失敗のリスクが少ない
前回の記事でもお伝えように、安いコーティング剤は施工方法がウェット、セミウェット(車が濡れているor半乾きの状態で施工する方法)施工のものが多いです。
また、ドライ施工(車が乾いた状態で施工する方法)の製品でも霧状のスプレータイプになっていたりと、施工環境や施工経験に関係なく、できるだけ失敗しないようなカンタンな施工になっているものが多いです。
DIYで安いコーティング剤がおすすめな理由 3
気軽に買える
とにかく安い、そしてカー用品店だけでなく量販店でもどこでも売ってるので気軽に買えるのもおすすめな理由です。
もし1回お試しで買って使って「この製品いまいちだな…」と思っても、安いコーティング剤なら諦めがつきやすいのではないでしょうか?
(5,000円以上だと私は精神的ダメージがきついです。。)
また、どこでも買えるということは、カー用品店だけでなく量販店で店員さんに「これどうなの?」と感想や売れ行きを聞くこともできます。
DIYでコーティング剤がおすすめな理由 まとめ
● ベストなツヤ・水弾きをカンタンに復活できる
● 失敗のリスクが少ない
● 気軽に買える
なぜDIYでは高いコーティング剤おすすめしないのか?
5つの理由
大切なのは、失敗しないこと
一人でも多くの人に、もっとカーライフを楽しんでいただくため
私たちが大切に思っていることは、まず「失敗しないこと」です。
その観点から、5つに分けて、私たちがDIYでは高いコーティング剤をおすすめしない理由を解説していきます。
その前に、高いコーティング剤のメリット・デメリットを前回の記事からおさらいさせてください。
高いコーティング剤の特徴とメリット・デメリット(おさらい)
高いコーティング剤の3つの特徴
● 価格が5,000円以上
● ガラス系コーティング剤ではなく、ガラスコーティング剤
● 施工方法がドライ施工
高いコーティング剤のメリット
● ツヤ・輝きが強い
● コーティング膜の耐久性が高い
● 水弾きのタイプを選べる
高いコーティング剤のメリット
● 丁寧でこまめなメンテナンスが必要
● 施工がかなり難しく、失敗しやすい
● シンプルに高い、製品が高額
DIYで高いコーティング剤をおすすめできない5つの理由
その1
求められる施工環境がシビア
一番最初の理由は「施工が難しい」ことです。
高いガラス系コーティング剤をつかって施工を成功させるにそれなりの施工環境が求められます。
最低限、以下の5つの条件をクリアする環境が必要です。
● 無風状態
ボディのどこに、どんな強さで風が当たるかによってコーティング剤の乾きかたにムラができてしまい、硬化するタイミングが場所によって変わってしまうため、結果、拭き上げたあとにコーティングムラができていたということがあります。
● 屋根がある
風と理由は似ていますが、太陽の光も当たる当たらないでコーティング剤の乾きムラができるので直射日光の当たらない環境が必要です。
● 温度・湿度が一定
これもコーティングの施工ムラを防ぐために重要です。
温度と湿度が一定でないと、説明書にある通りに施工してコーティング膜の硬化を待っても、硬化していなかったりしすぎていたりします。
● ゴミ・ホコリがなくキレイ
無風かどうかにもつながりますが、施工中にゴミやホコリが気づかないうちに施工部分に乗り、そのまま硬化してしまうと、その時点でコーティングは失敗です。
● 明るい照明、部屋・ガレージがある
ボディにコーティング剤を均一に満遍なく塗れているか?
硬化させた後に拭き残しがないか?
をチェックするためには明るい照明がぜったいに必要です。
DIYで高いコーティング剤をおすすめできない5つの理由
その2
効果は高いけど、初心者には失敗のリスクも高い
ガラスコーティング剤は失敗したとしても再施工がすぐにできず、難易度の高い一手間が増えます。
もしするとなればポリッシャー磨きで失敗したコーティング膜を全部剥がして、一度ゼロの状態にしてから再施工しなければいけません。
それならば
高いお金をかけて、効果は高いけど失敗のリスクも高い製品を使うよりも、安い製品でこまめにメンテナンスや再施工してあげた方が、結果、車はキレイな状態を保てます。
具体的には、続きにある「理由その4」でグラフを使ってその理由を詳しく解説します。
DIYで高いコーティング剤をおすすめできない5つの理由
その3
シンプルに、高い
客観的に見て、DIYで施工するウマミは2つあると思っています。
1. 自分で施工するのが楽しい
愛車をカスタムするように、コーティングもDIYでされる方がかなり増えたように感じます。
それはやはり、自分で愛車をキレイにする楽しみが大きいからでしょう。
2.プロに依頼するよりも安上がり
プロにカーコーティング を依頼すると、どんなに安くても軽自動車で4万円は下らないでしょう。
それを考えれば、DIYで施工すればかなり安く上がります。
ですが
せっかくDIYでコーティングして安くあげようとしているのに、価格・失敗のリスクが高いコーティング剤を選ぶのはもったいように思います。
もし、2万円〜以上の高いコーティング剤を選ぶなら
私は間違いなく、もう2万円〜出してプロに施工依頼するべきだと考えます。
たしかにDIYに比べて値段は張ります。
ですが、プロはプロです。
確かな知識、培ってきた経験、施工環境。
プロにはプロの理由があります。
コーティング施工後にメンテナンスの困ったことがあったとしても、ほとんどのプロは丁寧に対応してくれるでしょう。
それこそ、高いコーティング剤を買って失敗して、お金をドブに捨てるようなものかもしれません。
もしDIYで高いコーティング剤を選ぼうと思うなら、悪いことは言いません。
プロに依頼してください。
次回は
かなり長くなってしまったので今回はここまで!
次回は
DIYで高いコーティング剤をおすすめできない5つの理由 その4
からお届けします。
実は
その4からが一番お伝えしたところで、めちゃくちゃ重要です。
ぜひ今後のカーライフのために知っておいてください!
それでは今日も、愛車をパリッとキレイにさせていきましょう!
※追記 続きはこちらから↓